復活、編
文化振興財団 「 京都鉄道博館 」 07/18頁
今年の夜間営業は主催者側によれば現役時代の機関区の再現だそうですが残念ながら現役時代の機関区とは程遠いものでした。

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京都鉄道博物館

 C51 は C53 と共に 戦前派ファン懐かし の名機です。 製造当初は 18900 で 連結器は ネジ式 前方標識は電灯でなく カンテラ式 給水加熱器 や 除煙板 も無く 後に改造され現在の姿となりました。 此の C51239 は御召列車を 104回 も牽引した輝かしい経歴の持ち主です。


京都鉄道博物館

 今年の夜間営業は自然光の中で静態保存機を撮る催しですが やはり生きている蒸機の方が好きなので 唯一生きている蒸機 C56160 を真正面で狙える此の特等席に陣取りました。 ゆっくり並んで最後に入場しましたが誰も此の特等席に気付かず一番乗りです。 


京都鉄道博物館

 現役時代の機関区は真夜中でも不夜城の如く活気に溢れ水銀灯の光が煌々と降り注ぎ普通に新聞が読めるほどの明るい状態でしたので現役時代の機関区とは雲泥の差ですが暗い場所で静かに佇む蒸機も独特な雰囲気が漂い決して悪くありません。     


京都鉄道博物館

 以前は 鷹取工場 で行っていた蒸機の検修を 梅小路運転区 で行うようになりました。 鷹取工場 は新幹線電車以外の全ての車輌の検修を行う屈指の名門工場でしたが 1995年(平7) 1月 17日 に発生した震災による痛手は余りにも大きく閉鎖を余儀なくされてしまいました。


京都鉄道博物館

 2022年(令4) になってから 京都鉄道博物館 を訪れたのは此の夜間営業が最初なので火の入った C56160 と出逢うのは久しぶりです。 以前は 「 SL 北びわこ号 」 を はじめ出張先の各路線で頻繁に お逢いしていました。 何時の日か必ず再び本線復帰することを信じています。 


● 京都鉄道博物館 (京都府) ●

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